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「仮想通貨」は、「セカンドライフ」と同じ現象?

「仮想通貨」は、「セカンドライフ」と同じ現象?

ご機嫌いかがですか? 宵待雲です。

皆さんは「セカンドライフ」ってご存じですか?

退職後の人生「第二の人生」もセカンドライフと言うことがありますが、今回は別の意味です。

「SecondLife」(セカンドライフ)は今から十年ほど前に流行った、仮想空間を舞台にしたオンラインゲームのことです。

今回は、この「セカンドライフ」と「仮想通貨」についての宵待雲の戯言です。

「セカンドライフ」というオンラインゲームは、
2006年頃日本に入ってきました。
当時は、仮想空間を舞台にした発想でその将来的な発展の可能性に人々は眼がくらんでしまったのです。

たとえば、
トヨタや慶応義塾大学といった一流企業・有名大学まで、「SecondLife」(セカンドライフ)内に 支店やキャンパスを作り、よくわからない未来を予感させるような怪しい世界ができたのでした。

その波を感じたマスコミが過熱報道した結果、短いながらもブームが到来しました。

NHKが30分ほどの番組でこのオンラインゲームを取り上げたのを記憶しています。

NHKのその番組では、
このヴァーチャルな世界にはまってしまった妻子持ちのある会社員が、それまでの貯金(確か七桁の金額だったような・・・)をこのゲーム内で使用される「仮想通貨」に投資?したことを紹介していました。

残念ながら この「SecondLife」(セカンドライフ)は、現在ではそのブームは下火になっており、今では人々の記憶から忘れ去られています。
(NHKで紹介された妻子持ちの会社員・・・。今はどうしているのかな・・・)


「仮想通貨」は「セカンドライフ」と同じ結末を辿るんだろうか?

そもそもの「SecondLife」セカンドライフですが・・・

2003年、アメリカのリンデンラボという会社が、仮想的な空間を日常的な生活場面に見立てた「SecondLife」というオンラインゲームを発表しました。

目的も筋書きなど何もない自由な内容のこのゲームはある種のインパクトを持っていました。

ゲームに参加する人間が、 自分の分身であるアバターにより、

買い物をしたり、
バンドを作ってライブをしたり、
友達を作って仲良くなったり、
互いに合意すれば結婚したり、
現実社会と同じようにビジネスをしたり、
分譲された土地を購入して、
その土地に家やビルを建て、
家具を買ったり、
友達を招いてチャットしたりできる。

このように 自由に やりたいことができる仮想空間でした。

しかし、
このオンラインゲームが流行した一番の要因は、リアルマネートレーディング(RMT)だと私は思ってます。

リアルマネートレーディング(RMT)とは、「SecondLife」セカンドライフの仮想空間内で使われている「リンデンドル」という仮想通貨を実際の米ドルに変換できるのです。

ゲームに参加する人は、ゲームの中で「リンデンドル」を稼いだりリアルの世界のお金(日本円)で 「リンデンドル」を買ったりできたのです。

日本では、ほとんどのオンラインゲームで このリアルマネートレーディング(RMT)は禁止されています。

「SecondLife」(セカンドライフ)は、 リアルマネートレーディング(RMT)を 導入することによって、
実際の世界と同じように経済を作れちゃいます。

実際に、ゲームの仮想空間での土地取引で100万ドルの財産を築いた人も実際にいたようです。

この種の成功例が話題となり、

「経験したことがない仮想空間!」
「このゲームが発展すると、どんな世界になるだろうか?」

などの好奇心によりアメリカ以外の国にも広まったようです。

現在では、ネットビジネスとして利用する人はごく少数で、趣味の世界でのコミュニケーションツールとして細々と利用されているようです。




という訳で・・・ なんか・・・ ブームになった当時は、一流企業や有名大学まで参加したこの仮想空間を舞台にしたオンラインゲーム「SecondLife」(セカンドライフ)の栄枯盛衰を思い出すと、昨今話題の「仮想通貨」・「暗号通貨」(世界は全く違うものだと理解していますが・・・)の行く末とダブってくるような気がしています。

ブロックチェーンなどの技術は、優れたもののようですが、「仮想通貨」「暗号通貨」が第二の「セカンドライフ」になるような予感がしなくもないのです。今後の「仮想通貨」の行方に注目ですね。(因みに、自分は仮想通貨は持ってません。)

最後までおつきあいいただきまして、ありがとうございました。
大阪なおみさんの笑顔とお茶目な日本語に参ってしまった宵待雲でした。


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