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週刊現代2020.3/21・28号 10の悲劇 前編

週刊現代2020.3/21・28号  10の悲劇 前編

コロナショックで手洗いをし過ぎて、指がボロボロ気味になってきました。
早く収束して欲しいですね。

週刊現代 2020.3/21・28号から気になった記事をまとめます。 

人生は最後に間違える 10の途端の悲劇
人生の後半を取り返しのつかない「決断」「選択」をしないためのアドバイス

シニア世代必見の内容でした。
人生の後半を後悔しないように、10の悲劇から教訓を得たいと思います。

10の悲劇について2回にわたってまとめた内容を紹介していきます。

1長男に「財産」を分けた途端の悲劇
2「老人ホーム」に入った途端の悲劇
3家を売って「小さなマンション」に引っ越した途端の悲劇
4憧れの「田舎暮らし」を始めた途端の悲劇
5「ボランティア」に参加した途端の悲劇
6「妻」に先立たれた途端の悲劇
7死別して「再婚」した途端の悲劇
8「子供と同居」を始めた途端の悲劇
9働くのをやめて「悠々自適」になった途端の悲劇
10老後資金で「投資信託」を始めた途端の悲劇

10の「途端の悲劇」を教訓にするためのキーワードまとめ(前半)

1長男に「財産」を分けた途端の悲劇
長男夫婦に抱いた下心(老後の世話)で、多額の生前贈与したが、その後、長男の態度が冷たくなってしまいあてが外れてしまった。

悲劇を避けるための教訓
その1 富裕層以外は、基礎控除や配偶者控除が厚い相続を選択する。
その2 子や孫が金銭的に困っているときには、その都度贈与する。
その3 孫の教育資金であれば、祖父母が自分名義で学校に支払えば贈与にあたらず非課税になる。

2「老人ホーム」に入った途端の悲劇
身体の不調や日々の生活の不安を抱えてしまい自宅を売却して、老人ホームに入ってみた。
以下のような日常生活が待っていた。

職員がコロコロ替わりスタッフの対応が冷たい。
経費削減のために食事の品数が減っていった。
食事の時間も遅れが目立ち冷め切った食事が出てくることも日常茶飯事。
身内も遠方に住んでいるのであまり顔を出さない。

自宅に戻りたくても、処分してしまっているので自宅にも戻れない。

悲劇を避けるための教訓
その1 デイサービスを利用しながら、自宅で暮らしていた方が良い場合もある。
その2 どうしても老人ホームを利用しなければならなくなったら、「入居率」の高い施設を選ぶ。経営面で施設の運営がうまくいっている施設は、「入居率」が高い。

3家を売って「小さなマンション」に引っ越した途端の悲劇
Aさんは子供が独立したので、自宅を売却して夫婦で駅に近い日常生活に便利な小さなマンションに住み替えした。
築30年の自宅の資産価値は0円。土地は約3500万円の値が付いた。
自宅の処分のために、
家の取り壊しに200万円。
測量費用や家財道具の処分などで80万円。
他に仲介手数料などを含めて合計500万円の出費になった。結果的に約3000万円が手元に入った。

入居するマンションの購入価格が2500万円で、自宅の売却益の残金は500万円。それまでの貯金800万円を合わせて1300万円が手元に残った。

しかし、思わぬ悲劇が・・・。
毎月の出費が以下のように
駐車場代が2万円
管理費が1万円
修繕積立金が15000円
合計月額35000円
年額にすると54万円になる。

夫婦二人の年金合計は、18万円ほど。
貯金は20年ほどで底をつく。
数年後には大規模なマンションの修繕工事があるようなので追加で負担金が発生するかもしれない。

悲劇を避けるための教訓
その1 持ち家のある日とは、基本的に自宅に住み続けた方が良い。
その2 早めに自宅をリフォームして「住宅寿命」を延ばす。リフォームでは、断熱、耐震、バリアフリー工事が老後の生活を考慮するとポイントになる。
耐震補強工事で東京都中央区の場合、諸条件を満たせば工事費が全額補助になる。

4憧れの「田舎暮らし」を始めた途端の悲劇

2019年度NPO法人「ふるさと回帰支援センター」への移住についての相談件数は約49400件で前年比約20%。

田舎暮らしで困惑する例として
念願の菜園や畑もイノシシやシカ、猿などの獣害被害にあってしまった。
医療機関へのアクセスが不便。
田舎独特の煩わしい人間関係
物流にコストがかかるために思いのほかに物価が高い。

悲劇を避けるための教訓
その1 どうしても田舎に住みたい場合には、実際に何度も現地に足を運ぶ。特に雪の多い地域の場合は冬の時期に下見をしておく。「お試し住宅」を利用して長期滞在してみることも。

5「ボランティア」に参加した途端の悲劇
地域のボランティアに興味があったので、町内会長を気軽に引き受けてしまった。
いざ引き受けてみると、こんな負担が
連日のように住民からの様々な苦情や要望が届いて、まるで雑用係のよう。
騒音についてのトラブルの仲裁役の依頼があった。
たまらずに、町内会長をやめようにも任期が2年と決まっているし後任もなかなか見つからない。

悲劇を避けるための教訓
その1 せっかく定年退職後に会社組織というしがらみから解放されたのに、新たに精神的に負担になることは避けたい。

その2 ボランティアで重要なことは、自分で無理なくできることを見誤らないようにする。

その3 ボランティアの内容によっては、ボランティア保険に加入する。

残りの5つの悲劇のお話は、次回に。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

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