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保険勧誘 不安を煽るセールストークの11例

保険勧誘 不安を煽るセールストークの11例

ご機嫌いかがですか?宵待雲です。
大坂なおみさんのコーチの交代で先行きが気になって仕方ない宵待草です。

 

今回は、保険の勧誘の際に不安を煽るセールストークとともに、様々な種類の保険について学びました。

 

保険会社はとにかく不安をあおって、不要な保険を勧誘します。
保険会社のセールスマンはお仕事ですから、業績を上げるためには当然ですね。

セールスマンは以下のような切込みで過剰な期待や、不安な気持ちを引き起こさせ勧誘します。

 

1「儲かる老後の資産形成」などにつけこむセールストーク

2「長生きリスク」など将来への不安に備えるのに保険は適さない。

3「2人に1人はがんになる」と病気への不安をあおる言葉に注意

 

保険に入らなくても、種類によっては公的な制度で十分カバーできたりします。

本当に必要な保険を見極める「眼」を持ちたいものですね。

 

不安をあおるセールストークの11の具体例

 

・外貨ならではの高金利が魅力です

・銀行に預けておいたらもったいない

・計画的に資金準備ができます

・人生100歳時代 老後の生活資金 預金ではお金が足りません

・人生100年時代、長寿リスクに備えましょう

・解約払戻金があり、掛け捨てにならない

・資産形成にも使えます

・一生涯の保障が安心です

・二人に一人はがんになる時代です

・65歳以上の5人に1人が認知症になります。

・保険で健康になりましょう

 

セールスマンは、以上のような言葉以外でも私たちの不安を煽り不要な保険の勧誘を勧めてきます。

 

一方で、

ホントに役立つ保険として考えるに値する保険は以下のもの。


「賠償責任保険」
(自転車にのっていて加害者になった場合を考えるとやっぱり必要ですね。)

 

「火災・地震保険」
(最近多発してきた自然災害に備えて)


「定期保険」
(子育ての途中に保護者が死亡した際に備えて)


「就業不能保険」
(病気で仕事を長期に休まざるを得ない時に備えて)

どうしても「医療保険」に入っておきたい人は・・・


「都道府県民共済」
を考える。

保険料掛け捨てだが、剰余金が割り戻しとして毎年30%程度還付される。
一日一万円の入院給付金の場合、保険料は実質月額1400円程度で済む。
老後に健康保険を利用できるタイミングまで共済で負担を少なくするのが賢明。

「気を付けたいセールストーク」と「入ってはいけない保険の実態」

さらに「気を付けたいセールストーク」と「入ってはいけない保険の実態」について見ていきます。

「外貨建て保険」の気を付けたいセールストーク


・外貨ならではの高金利が魅力です

・銀行に預けておいたらもったいない

「外貨建て保険」の実態

外貨建て保険のの苦情が急増しているようです。

2017年の苦情は2076件。

この数字は、5年前のなんと3.3倍に急増。

「元本割れリスクについて適切な説明を受けなかった」など仕組みの分かり難さが原因のようです。

保険料が米ドル、ユーロ、豪ドルなど外貨で運用され、保険料の払い込み、保険金の受け取りも外貨で行われる。手数料が高く、そのために元本割れ機関がある。さらに、為替リスクがあるのに、積立利率や将来の払い戻し率の高さが強調される。退職金などまとまったお金に対して「老後の資産形成」のためと言って進められることが多いので退職直後は特に気を付けたいですね。資産形成には不向きですね。

 

「貯蓄性保険」の気を付けたいセールストーク


・計画的に資金準備ができます

「貯蓄保険」の実態

この保険は、学資保険や個人年金保険などがある。

保険料のすべてが貯蓄に回るのではなく、経費などが差し引かれてしまう。

お金を増やすのなら「個人型確定拠出年金」などコストが低いものを利用するのが賢明。

 

「長寿保険」の気を付けたいセールストーク


・人生100年時代、長寿リスクに備えましょう

「長寿保険」の実態

死亡保障はなく、保険料払い込み期間に解約した場合払い戻し金の水準が低い。長生きした場合の給付額を大きくしているが、加入期間の長さ・中途解約のリスクを考えると、給付額が寂しい金額になる。

 

「終身保険」の気を付けたいセールストーク


・解約払戻金があり、掛け捨てにならない

・資産形成にも使えます

「終身保険」の実態

子供が独立する前であれば生活費や学費がかかるのでそれなりのメリットはあるが、子供がすでに独立している場合は、妻の生活費を考えればいい。遺族年金の把握をする。葬式を上げる程度の死亡保険などは、中途解約時に金額が減るリスクがあるので現金で持っていてもいいようです。

 

「医療保険」の気を付けたいセールストーク


・一生涯の保障が安心です

「医療保険」の実態

医療費は健康保険によって、治療費の自己負担額3割の上限を超えたら、超過分が払い戻される「高額療養費制度」が使える。平均的な所得の世帯で一か月100万円の医療費がかかった場合でも、自己負担は、約9万円で済む。

 

「がん保険」の気を付けたいセールストーク


・二人に一人はがんになる時代です

「がん保険」の実態

そもそも二人に一人ががんになるのは、男女ともに80歳以降なのに大げさに不安を煽っている。

高額療養費制度は、がん治療にも適用される。万が一がんになってしまった場合の一般的な費用は50万円程度という。

 

「介護・認知症保険」の気を付けたいセールストーク


・65歳以上の5人に1人が認知症になります。

「介護・認知症保険」の実態

50代以降で加入すると保険料が高くなる。また、仮に現在50歳の人が加入した場合、認知症になって一時金が受け取れるのは30年くらい先になるので、そのころはお金の価値が変わる。医療も進歩している。一時金の200万円や年金年額40万円の価値が現在の価値と同じかどうかは疑問ですね。

 

「健康増進型保険」の気を付けたいセールストーク


・保険で健康になりましょう

「健康増進型保険」の実態

加入後の健康状態で保険料が再計算されたり、還付金が受け取れる。しかし、健康増進のために保険に加入する必要があるだろうか?

 

結局のところ
セールストークにとらわれずに将来の不安を払しょくする方法は

将来受け取れる「公的保険」や「公的年金」などで受け取れる金額を計算して、不足分を貯蓄しておけば安心という結論に落ち着きます。

 

これで、

様々な不安を煽るセールストークを聞いても、怖くありませんね。

 

最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

大坂なおみの今後の試合に不安を感じている宵待雲でした。

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