国民健康保険料の金額は
目次
国民という名前から国全体で保険料が同じだと思ってました。
ところが、
自治体によって算出方法が違っていたんです。
とりわけ、ひとり暮らしの方の差が大きくなるんですね。
国民健康保険料の算出方法は、以下の２つを足すのが一般的
所得に応じて決定される「所得割」
一人あたりいくらと決まっている「均等割」
ところが、 自治体によって
世帯あたりの負担を設定している「世帯割」が加算されるんです。
当然、
「世帯割」のある地域は保険料が高くなります。
例えば、６２歳で年金所得１００万円(諸控除後)のひとり暮らしの国民健康保険料
東京都新宿区 １７９，３００円
熊本県熊本市 ２１９，４００円
年間で４万円も差があります。
老後２０年間とすると8０万円もの差になるんですね。
これから
退職後に、終の住処を探そうと思っている方は、
国民健康保険料もチェックしておいたほうが良さそうですね。
参考図書
おひとりさまの老後対策 大村大次郎著 小学館新書
読後感想
著者は、元国税調査官。国税庁で１０年間主に法人税調査官としての勤務歴があります。
それだけに、説明がわかりやすく、説得力を感じました。
おひとりさま用に構成されていますが、
「リバースモーゲージ」に関する説明などでは
ご夫婦で読んでも目からうろこの記事があったりします。
