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定年退職後に 働いてももらえる「雇用保険」とは

定年退職後に 働いてももらえる「雇用保険」とは

ご機嫌いかがですか?

雇用保険と聞くと、まず一番に浮かぶ言葉が「失業保険」。

「働いていてももらえる雇用保険」

雇用保険の中には、
「働いていてももらえる雇用保険」があるんですね。
それは
「高年齢雇用継続給付」というものです。

この制度は
定年後に再就職して賃金が大幅に低下した場合に、
その低下分を一部補ってくれるものです。

対象は
60歳以上65歳未満の方で、
一定の条件を満たすと60歳以降の賃金額の
最大15%相当額を給付金として受給できるんです。

以下の条件をどちらもクリアする必要があります。

条件1 新しい給与が定年時(60歳到達時)の給与の75%未満に低下している状態

条件2 60歳到達時の賃金月額が「一定水準以下」であること。
ここでの一定水準とは、
例えば平成22年8月から平成23年7月の時期の上限は43万6200円

上記の金額以上の場合には、給付を受けることができないようです。

ただし、この金額は、
「毎月勤労統計」の平均定期給与額により毎年8月1日に改定されるようです。

「高年齢雇用継続給付」の例として
定年時の給与が40万円で、再雇用先の月給が24万円だったとすると
この水準は定年時の給与の60%にあたりますから、支給の条件を満たしています。
24万円の15%である3万6000円が最大5年間にわたって支給されます。

該当する方は、ぜひ申請する価値はありますね。

「高年齢雇用継続給付」について、
厚生労働省の関連ページは、こちらからどうぞ

ところで・・・

この制度の対象が
60歳以上65歳未満で、
対象者を「高年齢・・・」としているネーミングには
今の時代に、やや不思議な感じがするのは、
私だけでしょうか?

でも、いただける人は
忘れずにいただいましょう。

最後までお付き合いいただきまして
ありがとうございました。  宵待雲

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