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イデコ加入者、100万人突破  公務員がけん引した理由とは

イデコ加入者、100万人突破  公務員がけん引した理由とは

ご機嫌いかがですか? 宵待雲です。
暑かった夏から、一気にここ仙台でも秋めいてきました。
大型台風24号。瞬間最大風速50メートルとか・・・
被害が心配です。

先日のこと。

日本経済新聞のサイトで、こんな見出しが

「イデコ加入者100万人突破公務員がけん引」

厚生労働省は28日、個人型の確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の加入者が8月末時点で100万人を突破したと発表したそう。

個人型の確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」は、掛け金が所得控除の対象となるなど節税効果が高い
イデコは毎月決まった金額を積み立てて運用し、運用成果によって年金額が変わる仕組み。
運用商品は預金や保険など堅実なものから、株式型の投資信託など元本割れリスクを取って値上がりを狙う商品もそろう。
掛け金は全額が所得控除の対象で運用益も全額非課税となる。受取時も税制優遇がある。

将来の公的年金への懸念もあり、私的年金で備えようとする傾向があるようですね。

個人型の確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」

について、自習しました。

先月8月末のイデコの加入者は100万9766人。
昨年1月から自営業者や企業年金のない企業の従業員らだけでなく、
公務員や主婦も含めて原則20~60歳の全国民が加入できるようになりました。

対象拡大前の16年末の加入者は約30万人。
今年6月の時点では、約94万人。
月に数千人だった新規加入者は制度改正後に月3万人ペースで増加。

増加の牽引役は、主に公務員のようです。

イデコ加入者増 公務員が牽引した理由とは

なんで、こんなに公務員が牽引役になったか知りたくなって
自習して分かったこと。

それは

掛金として拠出できる「iDeCo」の拠出限度額は、
積立金として
自営業であれば年約80万円まで可能、
会社員の上限は年に30万円に満たず
公務員ならさらに少ない

月額でみると
会社員では、企業年金の有無で2万3000円と1万2000円のどちらかに。
公務員の場合、月1万2000円。

公務員は企業年金に準ずる制度(年金払い退職給付)があるため、
「企業年金のある会社員」と同水準にされている。

22歳で公務員となって60歳まで勤め上げると仮定した場合

「iDeCo」で38年間1万2000円を毎月拠出し続けると、
547万2000円の元本が積み上がります。

さらに、

「iDeCo」には掛金にかかる分の所得税・住民税が控除になるという税制メリットがある。
公務員は年収が高いので、実効税率が30%になることも珍しくないようです。

仮に、先ほどの元本547万円の30%相当が所得税や住民税がかからなかった分だとすれば、
38年間「iDeCo」を利用して積み立てて「税を払わずに済んだ分、老後の貯金が増えた金額」が
なんと!
164万円にもなります。

月に「たかが1万2000円」どころか、これはものすごい金額です。

さらに利回り年3%程度の運用成績を実現できれば
月1万2000円の積立による資産額は
60歳時点で1018万円までふくらむようです。

「たかが1万2000円、されど1万2000円」ですね。

公務員の皆さんは退職金等に加えて、「iDeCo」の備えがあれば、
老後の安心に向けて、明るい見通しが出てきますね。

公務員の皆さんが
牽引する理由がよく理解できました。

こんなことで、公務員の加入が増えて
イデコの加入者が100万人を突破したんですね。

もし自分が、現役の公務員あるいは、公務員でなく
会社員の場合でも、老後の資金作りに向けて
是非、利用したい商品ですね。

確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」は、60歳までの商品です。
還暦過ぎの、私には直接的に何とも・・・・的な話題でした。
会社勤めの息子と娘に、薦めてみようと思った次第でした。

最後までおつきあいいただきましてありがとうございました。
大阪なおみさんの笑顔とお茶目な日本語に参っている宵待雲でした。

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