「美肌の湯」ランキング

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東北地方には、美肌の湯として知られる温泉がたくさんあります。ネームバリューの高い温泉については大手出版社が特集を組んで紹介しているのをよく目にします。

このサイトで「美肌(効果期待)の湯」と思われる温泉の選択については、湯目吉的な独断で以下の2つ条件にこだわって選びました。

メタケイ酸の含有量

肌のセラミドを整える効果がある天然保湿成分のメタケイ酸の値が高い温泉。
メタケイ酸は、化粧品やしっとり系入浴剤にも使われている成分で、肌の保湿&シワ防止作用があります。一般的に50mg以上含まれていたら美肌効果が期待できるそうです。

pH値が高いアルカリ性温泉

お湯のpH値が7.5以上の(弱)アルカリ性の温泉は、皮脂の汚れを中和するクレンジング作用で美肌効果が期待できます。pH値が高い(=アルカリ性が強い)ほど、肌の角質を取る働きが強いといわれています。

1 しんとろの湯(宮城県 中山平温泉)

泉質は、含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉。pH9.3の強アルカリ性です。
温泉に含まれる天然の保湿成分「メタケイ酸」の量が754mgと国内トップです。


西日本でメタケイ酸の値が高くて有名な2つの温泉と比べても、しんとろの湯が以下にずば抜けた美肌の湯かお分かりいただけるでしょう。

鉄輪温泉 熱の湯(大分県):メタケイ酸含有量は689.6mg
由布院温泉 束ノ間 旧庄屋の館(大分県):メタケイ酸含有量は594.0mg

しかも、しんとろの湯はアルカリ性の強さがpH9.3とかなり強いです。

長い樋で加水無しでお湯の温度を調整します

2 日景(ひかげ)温泉(秋田県 大館市)

泉質は、含硫黄ーナトリウム-カルシウム・塩化物温泉で、pH7.0前後です。
明治26年開湯以来、「皮膚に効く薬湯」として有名です。4箇所の源泉から湧き出るお湯は正真正銘の源泉かけ流しです。肌の角質を落とし、しっとりとした肌に導いてくれます。

3 小野川温泉(山形県 米沢市)

泉質は、含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉で、豊かな自然に囲まれた静かな温泉地です。メタケイ酸の含有量が多く、美人の湯として化粧水が販売されています。

4 山根温泉べっぴんの湯(岩手県 久慈市)

泉質は、アルカリ性単純泉でpHはなんと10.7です。
知名度は高くありませんが、隠れた名湯です。湯上り後の肌のしっかりしたツルツル感が特徴的です。

「山根温泉べっぴんの湯」は、令和元年10月より湯量確保及び施設老朽化の改修工事が完了し、令和4年4月より日帰り入浴、令和5年より宿泊施設も再開リニューアルオープンしました。新しい施設で清潔な環境で温泉を楽しめますね。

5 乳頭温泉郷(秋田県 仙北市)

泉質は、酸性泉や硫黄泉など、さまざまな泉質があります。美肌効果があるとされる泉質も多く、女性に人気の温泉地です。10軒ほどの宿が立ち並ぶ、風情ある温泉街です。各宿の露天風呂からは、雄大な乳頭山を眺めることができます。

なお、美肌とは別に、「アトピー」に効果のある温泉として是非おすすめなのは、

ホテル 瀧島(宮城県 鳴子温泉)

泉質は、ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉・硫酸塩泉(含重曹芒硝泉)で、pH7.3のアルカリ泉です。ここは、アトピーの方が頻繁に利用している地元民に有名な温泉です。

「薬湯」(くすりゆ)と呼ばれている蒸し風呂のように湯気がもうもうとしている温泉は、先着順で貸し切り札を表示して入浴します。

建物はかなり年季が入っており、観光客向けではない雰囲気です。お湯の良さからリピーターが集まるスポットです。お湯を楽しむことが優先のの方におすすめな温泉です。

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